豊前市立埋蔵文化財センター

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中世・近世
 中世とは、一般に鎌倉・南北朝・室町時代のことをさします。鎌倉時代、日本は朝廷と鎌倉幕府によって二重に支配されていました。南北朝・室町時代は、半世紀にわたり朝廷が南朝と北朝に分裂するなか、室町幕府が朝廷に代わり、権力を強めた時代でした。

 近世は安土桃山時代と江戸時代のことをさします。安土桃山時代には内戦の中から戦国大名が登場し、その中から権力を強めた織田信長と豊臣秀吉が政権を掌握していた時代です。江戸時代は1600年の関ヶ原の戦いから明治維新に至る約300年間をさします。徳川家康が江戸の地に幕府を開き、政局の不安と混乱が収まると、多くの武士は政治や商業などの仕事に就くようになりました。また、戦乱によって荒れた国土の整備が進められ、貨幣制度の統一や海運・河川舟運と街道の整備などが幕藩体制のもとで爆発的に発展し、高度成長が始まりました。


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